白鳥の湖。 |
ホビットで復活したブログですが、ホビットだけじゃイカンと思いまして、最近みたバレエの舞台感想など。 キエフバレエ団公演「白鳥の湖」を見ました。 ひさしぶりの、ライブのバレエ舞台です。 白鳥の湖もいったい何年ぶり!? 音楽や構成、演出も松山バレエ団とかキーロフバレエ団とか以前見たのを詳しく記憶していないので、 どこがどう違うかは全然わかりませんでしたが・・ 衣装がすばらしく美しかったです。王子以外の。 何故に王子の衣装は「白タイツ」しかないのでしょうか?今回の衣装、中世風のゴージャスな宮廷衣装、各国の踊りのスイス風、スペイン風、コサック風、どれも美しくて素敵でした。 白鳥ももちろん美しいのですが、黒鳥のゴージャス加減がまたすばらしい。 チュチュの上に大きなクリスタルがとめてありました。 (今、気づきましたが、白鳥から黒鳥へ衣装を変えても重さを同じようにしないと、バランスがとりづらいですよね?片方がゴージャスなら、もうひとつもゴージャスにしないと、見栄えだけじゃないんでしょうね。) なのに、王子は変わらず白タイツ。。。 第一幕はまだジャケットがあるからいいけど、第二幕になると、身軽すぎて、他の衣装と比べても王子っぽくなく見えてしまいました。 席が前から二列目、右端とあまりいい席ではなかったので、遠めで中心から見たら、それほど王子が浮いて見えることは無いのかもしれませんが。。。 ロットバルトもいいダンサーでした。 黒鳥オディールを連れて大広間にあらわれたロットバルトのかっこいいこと! 今回は、王子の家族は女王(母)だけですが、ロットバルトが女王陛下の玉座に近寄り女王の手をとって挨拶して、そのあともずっと女王に侍って(笑)話しかけているのですが・・・ そこがどうにも、ロットバルトが女王を口説いているようにしか見えなくて(笑) 娘に王子、自分は女王を狙っているのか!親子で王国のっとりか! そういう話でも全然かまわないけど(笑)、時間が限られた舞台上の演出では、できませんよね。 ノベライズしたら、いろいろふくらませておもしろくできそうです。 スペインのカバリエに一人ものすごくかっこいいダンサーがいました。 一緒にいった友人とニ幕が終わった瞬間「あの!スペインのダンサー!」と同時に叫んでしまったくらい。 白鳥たちにもわりと大柄なダンサーが多く、中心に小さめ、周りへ長身のダンサーを配置しているのも面白いと思いました。 日本人から見て大柄だなと思うくらいですから、たぶん170cmありそうな白鳥さんです。 バレリーナは背が高いと不利とはいいますが、やはりそういう枷をはずしてもらいたいですよね。 音楽もウクライナ管弦楽団で、バレエにオケピがあるのが珍しいのか?オケピットを覗きにくる観客で、オケピは超人気者?状態でした。 指揮者はシャープな横顔がすてきなおじさまで、これまた眼福。 初めて指揮と踊りのアイコンタクトを見ましたが、それ以外にも、出のタイミング、動くタイミングなど、話しかけるふり(で本当に話している)や、扇で手招きなど、いろいろな合図があるらしいこともわかって、前から二列目を充分に楽しめました。 黒鳥の32回転と指揮者のタイミングがばっちりあった瞬間、指揮者がにやり♪と満足気に笑ったとき、ダンサーにだけでなく指揮者とオケにも拍手を贈りました。 さて、実はさんざんな王子(衣装)批評をしてしまいましたが(^^;)、王子がバレエ団の芸術監督だったりします。 http://www.koransha.com/ballet/kiev2012/pdf/cast20130113.pdf ダンサーたちのインタビュー画像もどうぞ♪ http://www.koransha.com/ballet/kiev2012/#filipieva *リンクがでないのでurlを直接貼っておきます。 舞台大道具に、城の紋章があったのですが、全景が見えず(苦笑)、でも百合紋章があったのですが。。。 いったいどこの国の設定なんでしょうねえ。 |
by crann
| 2013-01-18 20:37
| musica・音楽
|
<< 風疹は重いよ。 | 緑龍館の看板。 >> |