Kingdom of Heaven 覚書。 |
映画『Kingdom of Heaven』歴史背景を確認したくなってしまって、本棚をあさった結果です。 ほんとうに覚書なので、ご興味ある方だけどうぞ。 ネタバレになりますしね。 バリアンについて 6/5/05 ゴッドフリー・オブ・イベリン イベリンはどこの地名か、これはfoggyな読書のfoggykaoruさんがすでに探索中。 本によっては、バリアン・ディブランとある(『十字軍』 橋口倫介著 教育社)ため、 Balian de yvelin (映画パンフレットではIbelin)かもしれない。 バリアンの父については探索結果なし。この人はバリアンに至るディブラン一族のエッ セス的なキャラクターと考えられる。 foggyかおるさんは、Ibelin はYvelinではない、とおっしゃってますが、もしかしたら yveline県から?説は、私はまだ捨てられません(笑) バリアン・ディブラン イスラムからは、十字軍は、フランクの侵攻であった。 エルサレム王国は、フランクによる中東諸国のひとつに過ぎないが、しかし聖地である ことはキリスト教徒と同じだった。 バリアン・ディブランは、イベリン、またはベイルート(このベイルートが「小都市」という 意味なのか、ベイルートという独自の地名つまり現在のレバノンの首都であるかは未 確認)の領主であり、国王とほぼ同等の地位にあるフランス人貴族。 妻はエルサレム王アモーリー1世の寡婦であるという。 ハッティーンの戦いでは自軍敗北の直前にティールへ亡命する。 エルサレムに残した妻を捜すために、サラーフッディーン=サラディンに嘆願し、通行 証を得てエルサレムへ入場する。 ハッティーンの戦い後、サラディン軍は海岸沿いにフランク植民地諸国の要地を攻略し 続けた。 エルサレムへ戻ったバリアンが守護の将として求められると、バリアンはサラディンに 自分の誓言「妻を捜す期間(夏)だけエルサレムに留まる」の不履行について問い合 わせ、サラディンから了承を得て、エルサレム防衛の任に就くのである。 つまり、「エルサレムの民から頼まれたので、あなたの攻撃からエルサレムを守る役 に就いてもいいでしょうか?」というわけだ。 わざわざサラディンの降伏勧告を蹴って防戦に努めること九日。 1187年9月29日、バリアンはサラディンと会見し、その熱意によってエルサレムを 無血開城へ持ち込むことに成功する。 10月2日、ムスリムのエルサレム入城。 |
by crann
| 2005-06-06 00:07
| cinema・映画
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