パリの空の下、セーヌは流れる。東京の空の下・・・ |
金子由香利ツアー初日に行ってきました。 ライブで聴くのはとってもひさしぶりです。 変わらない迫力、ハスキーな声にぞくぞくしながら堪能しました。 と、いいたいのですが。 会場に入る寸前のどしゃぶりで、ジーンズびしょぬれ、靴はぐしょぐしょ・・・ 寒いわ冷たいわ、疲れてるわで、うっとり心地よく寝てしまったのでした・・・ クラシックで寝ても後悔しないのに、シャンソンだともったいない!と思うのは何故でしょう(爆) でも自分のお気に入りの曲では、ちゃんと起きていたから不思議です。 私が好きな「桜んぼの実る頃」は、130年前の曲だそうです。 ジブリの「紅の豚」のなかで、加藤登紀子さんがホテル・アドリアーナの主人ジーナ役で歌っていますよね。 甘く淡い初恋の感覚は、時代が変わっても変わらないものなんですね。 ちょっと萩尾望都初期の少女漫画を思い出しました(笑) 偶然席が近かった友人(5年ぶりくらいに会った!)は、「私は一人片隅で」という曲がものすごく好きで、金子さんが「次は・・」と紹介したとき、思わず拍手を。 すると金子さんが 「あら、好きな方がいたわ・・・今、そんな気分なの?」 と。 声をかけられて嬉しいものの、友人はちょっと照れてました(笑) この曲は、恋人と来ているカフェ?で、恋人の心が離れてしまったことを感じて、もうこの恋が終わるだろうと思っている歌なんでした。 「そんな気分なの?」 ・・・ちょっと、そんな気分なの!? と少々心配しております・・・ 前半も後半も黒いドレス。 「再会」は、私が大好きな曲。 これをかっこよく歌えたら、一人前だよ、と以前シャンソンの先生がおっしゃっていたのを思い出しました。 かっこよかったですねえ・・・ 最後の曲は、「O toi la vie」 わが人生、これも定番ですね。 最後の瞬間に、バックのホリゾントが真紅になって、鳥肌がたってしまいました。 この後intermezzo をおいて、真っ白いドレスで登場し、じっくり3曲もアンコール。 ツアー初日は大盤振る舞いだったようで、トクしてしまいました。 東京の空の下、梅雨どしゃぶりのシャンソンの夜。 |
by crann
| 2006-06-17 22:37
| musica・音楽
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