ギネスでシチュー。 |
アイリッシュパブ定番の味、パブ飯一番は「ギネスシチュー」でしょう。 アイルランドの黒ビール、アイリッシュハープがトレードマークのギネスビールで煮込む、ちょっと大人の味です。 先月のキャンプではビーフでなく、ラムでシチューを作って食べました。 その分量は、ericaさんのRubatoな日々↑で驚愕してください(笑) 私は一足先にキャンプを離れる日だったので、夕食のシチューを途中で一杯いただいてしまったのですが、きっと夕方まで煮込まれた味はまた格別だったはず・・・ ああ、食べたかった・・・ そんな思い?を引きずっていたのと、ギネスを一本寄付していただいたので、ギネスシチューを作りました。 私のギネスシチューは、彼の巨大レシピサイト「クックパッド」さんのアイリッシュシチューを基本に、crannaise?してしまったものです。 ■材料 牛スネブロック 約500g 玉ねぎ 大きめ4~5個 人参 太めなら3本、細めなら5本くらい じゃがいも 大小とりまぜて6~8個くらい にんにく 4片くらい バター 適宜 オリーブオイル 適宜 ギネスビール 350cc缶1本 ローリエ 4~5枚 トマトペースト 大さじ2 ※トマト、トマト缶を入れる場合は無し ウスターソース 大さじ2 水 300ccくらい 小麦粉 適宜 塩、粗引き胡椒 適宜 圧力鍋 煮込み用鍋(底の厚い鉄などが良いです) その他、セロリや蕪の葉や牛蒡なんかも入れてしまったこともあります。 これは回数をやってみて、自分が大丈夫かどうか、試してみてください。 完熟トマト、トマト缶も入れると美味ですが、入れなくても大丈夫。 今回は入れませんでした。 ■準備 ①牛スネブロックを一口大より大きめに切り、小麦粉に塩、胡椒を混ぜたものを つける。 ②玉ねぎは半分は*薄切りに、半分は*大きめにくし型に切る。 人参は、小口切りの変形(切り口をななめに大胆に 笑)・じゃがいもは、大きめ に(8cmくらいの長さなら半分くらい)切る。 にんにくはすべて薄切りにしておく(みじん切りにしなくて大丈夫) ■ 調理 ①圧力鍋にバター(またはオリーブオイル)を入れ、牛肉を入れて、表面に焼き色 がつくまで炒める。 ②牛肉を取り出し、オリーブオイル(またはバター)を入れ、にんにくスライスの半分 をいれて香りが出たら、薄切りにした方の玉ねぎを入れて炒める。 焦げないように茶色くなるまで炒めましょう。 ③玉ねぎがしんなり茶色くなったら、牛肉を戻して、一緒にまぜあわせながら、 *ギネスビール 350cc缶! *ローリエ(3枚くらい) *ハーブ類(好みで可、タイムやセージ、オレガノなど) *ブイヨン(固形1個、顆粒ならティースプーン2杯くらい) *トマトペースト、ウスターソースを を入れて、圧力鍋にかける。 蓋をするまえに、10分ほど火を通しながらアクをとれば、なお可、だけど私はギ ネスの苦味が好きなのと、めんどくさがりなのでしなくても大丈夫と実証済み。 圧力は重いオモリで、オモリが動いたら弱火で40分ほど煮込む。 ④圧力鍋を仕込んだら、煮込み用鍋に、オリーブオイル(バターでも可)を温め、 にんにくスライス入れて香りが出たら、残り半分の(くし形)たまねぎ、じゃがいも、 人参を入れて炒める。 10~15分ほど炒めて(たまねぎが茶色くなる一歩手前)、水をひたひたになる くらいでローリエを入れて柔らかくなるまで煮る。 火が通ったところで塩コショウを少々してなじませながら、圧力鍋が終了するのを 目安に煮ておく。 元のレシピだと、圧力鍋に野菜もすべて入れて煮込むのですが、そうするとたま ねぎは影も形もなくなってしまうし、じゃがいもも人参もカケラになってしまうので、 野菜は別にしています。 私の圧力鍋(ピースプレッシャーパン、30年もの!)のせいかもしれませんので、 野菜と一緒で大丈夫、という方は、ぐっと時間が短縮されます。 圧力鍋にオールインしてしまう場合でも、別途野菜を炒めておいたほうがいいと 思います。 ⑤圧力鍋が終了したら、圧力を抜いて、中身を煮込み用鍋に移す。 煮込み用鍋の火は一旦とめておきましょう。 中身はトロトロになっているので、手指にとぶと熱いので要注意! 煮込み用鍋の中身をよく混ぜ合わせながら、火にかけて、塩、胡椒、醤油など で味を調えていく。 ここでもっと酸味が欲しかったら、トマトペースト、チャツネなど入れてみるといい かもしれません。が、入れすぎると甘くなってしまうので、よ~く塩梅してください。 20分ほど煮込めば食べられますが、煮込めば煮込むほどギネスの苦味がなく なってまろやかになります。 ギネス風味が好きな方は若いうちに、明日のご飯にしようという方は、時間のゆる す限り煮込むとまろやかになっていきます。 ガスや電気で煮込むより(ガス代を想像しました・・・)、冬に石油ストープを使う方 はストープでことこと煮込むのがベストでしょうね。 私も、練炭火鉢で煮込んでみようか、とおもいつきました。 ついでに、ソーダブレッド、マッシュポテトなんかつけると、もっと気分はアイリッシュにもりあがります! そのうち、牛肉じゃなくてラムとかマトンで作ってみたいですね。 タグがランサムなのは、『長い冬休み』をご覧あれ。 湖に沈んだ「煮込みなべ」の話は、おかしいのともったいないのとで物語のなかのことなのに、せつないんですよね・・・ |
by crann
| 2006-10-10 20:38
| mangiare・美味
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