借景。 |
二胡の上達遅々としております… 摘椒(じゃんじゃお)という曲が、公式(笑)練習曲です。 好き勝手に「弾けるかな~」でやってみてるのは、 「Happy Ever After」という曲のサビのとこと、 「蘇州夜曲」。 摘椒というのは、匂いのある野菜(芹とかピーマンとか?青椒ですね) を摘みにいく農耕民族の曲だそうです。 まだまだ音階を変える練習までいたってないので、へろへろと 音探しをしながら。近所のみなさん、ごめんなさいです。 二胡はもちろん二弦しかないので、ヴァイオリンに比べて音域は 少ないのですが、ほんとうに様々な音を出すことが可能ですね。 奏法と楽器の形態が生み出す技は、さすが四千年の歴史を誇る民族の 永年試行錯誤の結果(二胡はそんなに古くないけど)だなと感心します。 そういえば。 笙について、東儀秀樹氏が 「無い音はとばすんですよ」と笑いながらコメントしてました。 その音を出さなくても表現できる、というところに、目からウロコでした。 西洋音楽を楽譜どおりに演奏しようとすると、絶対出せない音がある。 でもそれはそれでいいじゃないか。 これは、借景だなと思いました。 隣家の松の枝を塀ごしに、楽しむ町屋の暮らし。 盆栽は、遠く幻の風景を盆の上にあらわしてみたもの。 東洋的想像力ですね。 音楽は全体をたのしめばいい。 自分のローテク(笑)は棚にあげて、へっぽこ音楽を楽しみます。 さて、借景の特大バージョンをご紹介。 私の大好きな場所、山梨の河口湖町にあるステラシアター です。 野外劇場の舞台後ろに富士山背負っております! 北斎も驚きでしょう(笑) 河口湖方面におでかけの方、ぜひ夏のあいだのライブ情報をチェックして、 ステラシアターで真夏の青空、夜空の野外ライブを堪能してみてください。 |
by crann
| 2004-07-02 10:49
| musica・音楽
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