excitemusic

S*e*x*t*a*n*s は 獅子座の隣にある六分儀座。航海者必須アイテムの六分儀で好奇心の方位をみつけていきます。音楽と映画と本と、その他おもいついたことを徒然に書き留めています。コメントどうぞ。
by crann
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Kingdom of Heaven 覚書2。

公式ガイドブックに掲載されている、『十字軍の騎士』 (ウォルター・スコット作 講談社世界名作全集 昭和29年初版発行 玉木五郎訳)を所蔵しています。

中学校の図書廃棄のときにもらってきて大事にしていました。
ですが、もうぼろぼろで、もらってきた(拾ったが正しいかも)ときから、最初の2ページが無いし。

読みたい方がいても貸し出しできる状態ではないので、ここでダイジェストいたします。
どこかで手に入った方、ぜひ最初の2ページを教えてください(笑)


*サマリー作ってるわけですが、大変だあ(苦笑)
前回から3年越し・・・
4/27 215ページ分までポスト終了。

*ご注意!
昭和29年発行のものですので、現在では不適当な表現の場合もありますが、当時の翻訳のままお伝えします。ご了承ください。




第1章
1 砂漠の決闘(仮)・・・・ここの頁が無いので・・・
  砂漠を旅する十字軍の騎士が、サラセン人の騎士と出会い、決闘ののちお互いの
  実力伯仲をみとめて友情を結ぶ。

2 やしの木かげ
  砂漠のオアシス、「砂漠のダイヤモンド」で、二人の騎士は話を始める。
  十字軍の騎士は休戦中の砂漠地帯を横切って、十字軍の密書を届けるために旅を
  していた。密書の届け先は、エンガディの岩屋。サラセンの騎士は十字軍の騎士が持
  つサラディンの通行証を見てエンガディまでの道案内を申し出る。

3 十字軍の密使
  十字軍の騎士の名は、黒豹の騎士ケネス。英国王リチャードの陣営にいるが、
  隣国スコットランドの出身である。
  サラセンの騎士は、クルド人の一族シーアコーフ(山の獅子)と名乗る。
  ケネスが向かうエンガディの岩屋には信仰厚い世捨人で変人のシオドリック神父が
  すんでいるが、シーアコーフは、ケネスがただ祈祷のためだけでなく、密書を届ける
  のではないかと見抜く。

4 シオドリック神父
  エンガディの手前で二人は狂暴な隠者に出会い、ケネスは聖人とも噂に聞く隠者・
  シオドリック神父に驚く。
  岩屋に案内された二人はその夜は岩屋に泊まることになる。

5 神秘な礼拝堂
  ケネスは夜中にひとりだけ、隠者に起こされる。
  岩屋の奥深くに隠された、キリスト教徒の礼拝堂に連れて行かれる。
  そこには行方不明とされていた「真実の十字架」が安置されており、不思議な女性
  たちの祈りの歌と姿を垣間見る。

6 白ばらのつぼみ
  その女性たちは、ケネスがひざまずいている前を通り過ぎていき、そのなかの一人
  が、そっとケネスの前に白薔薇を落としていった。
  その白魚のような指に、ケネスは見覚えがあった。
  彼女はリチャード獅子心王の従妹であるエディス姫。
  ケネスはリチャード王の王妃ベレンガリアとともに陣営に現れたエディスにずっと恋
  していたのだった。
  礼拝と祈りが終わって、不思議な道化師ネクタバナスとの邂逅の後、ケネスは隠者
  に案内されて寝室へ戻った。


第2章 アラビアの護符
1 病床のリチャード王
  十字軍陣地はアスカロンにあった。
  リチャード獅子心王は熱病にかかって、15~6日も寝込んでいた。
  侍従のトマス卿が看病していると、不思議な太鼓の音が聞こえてくる。
  黒豹の騎士ケネスが陣営に戻り、ムーア人の医者にリチャードを見てもらおうと言っ
  てくる。
  トマス卿はもちろん断るが、その医者がサラディン王の侍医と聞きあやしみながらも
  その医者の手当てによって峠を越したというケネスの従者の様子を見ることにする。

2 アラビアの医者エル・ハキム
  ケネスの従者が快方に向かっているのを見て取り、トマス卿はアドンベック・エル・ハ
  キムの治療を王にすすめることを決意する。
  そして、ケネスが英国人でなく(本国では敵対する)スコットランドの騎士であっても、
  その正義感あるふるまいから後見してやろうと考える。
  (陣営で猟犬を飼うことや、住いのことなど)
  リチャードが病気の間、十字軍将軍会議が行われその結果、密書がエンガディへ
  届けられたこを知り、またその使者をケネスがつとめ、王妃が祈祷で滞在している
  はずのエンガディで何かあったのではないかと疑う。
  リチャードはケネスとエディスの恋を知っているようである。
  サラディンの手紙には、侍医エル・ハキムをよこすとあり、リチャードはサラディンの
  心意気に感服し、治療を受けることにする。
  トマス卿はケネスとハキムを探しに、ケネスのテントを訪れる。
  そこでタイアの大僧正にであうが、聖職者でありながら野心に満ち情け容赦のない
  大僧正に不審を抱く。

3 エル・ハキムの秘術
  リチャードの元に通されたケネスは、エンガディへの使いの内容を尋ねられ、将軍
  会議が講和を申し入れたことを告げる。
  リチャードは驚くが、次にエンガディの隠者シオドリック神父について、そして岩屋
  にあるカーメル派の尼僧院の礼拝について、なにを見聞きしたかを問い詰める。
  ケネスにさりげなく、エディスへの思いは身分違いであることを悟らせようとするリ
  チャード。
  ハキムの薬とは、護符を銀のコップにひたして、その水を飲ませることであった。
  その護符(Talizman)は、霊験あらたかなお守りとして大事にされてきたものだ
  という。
  人々の見守るなか、リチャードは護符の水をのみ、深い眠りに入る。
  別の場所では、モンサラット侯コンレード将軍と僧兵団の大総督とが密談をしてい 
  た。
  十字軍解体のために、リチャード暗殺をたくらむ大総督に、コンレードは驚愕する。
  が、オーストリア大公とリチャードとの間に争いをおこさせようと計画するのだった。

4 レオポルド大公
  オーストリア大公レオポルドの陣屋では、イタリアのモンサラット侯がワインの飲み
  比べに興じていた。
  この十字軍のなかでは、リチャードに対抗するのはフランス王、オーストリア大公、
  その他の国々の諸侯だった。
  モンサラット侯コンレード将軍は、レオポルドをたきつけて、十字軍で功を成したリチャ
  -ドのために名づけられて英国旗をたてている「セント・ジョージの丘」にオーストリア
  旗をたててもいいのでは、と軽口を言う。
  その気になったレオポルドは、しかし英国旗(獅子)を引き抜くことはためらわれて、
  その隣にオーストリア旗(鷲)をたてる。
  コンレードはいつの間にか姿を消していた。

5 リチャードの怒り
  リチャードはハキムの薬が効いて、病床に起き上がりハキムやトマス卿を相手に歓談
  していたが、そこへコンレードが現れてレオポルドのやったことを告げる。
  リチャードはすぐさま着替えてセント・ジョージの丘へと向かい、英国兵士たちも続々と
  王に従って丘へ向かう。

6 セント・ジョージの丘
  リチャードが怒りにまかせてオーストリア旗を投げ捨て足蹴にし、オーストリアへの
  侮辱をあらわにするが、誰も挑戦するものはいない。
  しかし、大公の傍に控えていたウォーレンロード伯がリチャードに打ちかかる。
  しかしその剣は黒豹の騎士ケネスにさえぎられてしまう。
  病中であるはずのリチャードは、十字軍にあるうちは十字軍の兵士は殺さないと誓っ
  たといいながら、ウォーレンロード伯をつかまえて投げ飛ばす。
  フランス王フィリップが仲裁に現れ、オーストリア大公はしぶしぶ謝るが、リチャードは
  病気がまだ本復していないといってその謝辞を受け入れずに丘を去る。
  リチャードはケネスに英国旗を守る任務を与える。

7 英国旗の見張り
  黒豹の騎士ケネスが武装して旗の警護につくと、道化師のネクタバナスが現れる。
  道化師はエディス姫の指輪をもって、騎士を呼び出すことを言い付かったと告げる。
  ケネスは任務と高貴な女性からの願いとに悩むが、番犬(ロスワル)をおいて、英国
  王妃ベレンガリアの陣屋へと向かう。

8 ベレンガリア王妃
  ケネスは、あまり物事を深く考えないベレンガリア王妃と侍女たちが、騎士がエディス
  の名を告げられたら任務よりもエディスの元へ来るだろう、という賭けをしたことえお知る。
  ケネスは怒りと恥じを感じて、天幕の隅にそっと控えていた。
  エディスが王妃たちの遊びに驚き、リチャードの怒りを買いかねないと王妃をいさめて、
  ケネスを帰らせることにする。ただしエディスの指輪はそのままケネスに与えた。
  ケネスは恥じ入って、すぐに丘へと戻る。

9 英国旗奪わる
  丘へ戻ったケネスは、愛犬ロスワルが怪我をしており旗が奪われたことを知る。
  ロスワルを見守るケネスの背後に、アラビアの医者エル・ハキムが現れる。
  ロスワルの手当てしてくれたハキムにケネスはロスワルを譲り、これからをどうしたら
  良いか途方にくれる。
  ハキムは、その場の様子を見て取り、ケネスが何かの惑わしで丘を離れてしまったこ
  とを看破する。
  そして気性の荒いリチャードがケネスを処刑することを予測し、サラディン王を頼って
  逃げ去り、機を見て罪を晴らすことを提案する。
  またサラディン王は十字軍のなかではリチャードのみを相手を考え、他の諸侯では
  講和を結ぶことはしないだろうという。
  その理由として、サラディンがエディスと結婚する可能性があると告げ、ケネスは驚
  愕する。
  そして、その結婚をくいとめようと決意し、ハキムの申し出を断って処刑されることも
  理解していながら留まることにする。

10 騎士の処刑
   ケネスはリチャード王に自ら見張りに失敗し、英国旗を奪われたことを報告する。
   リチャードは激昂してケネスを斧で打とうとするが、抵抗なくうなだれるケネス打つ
   ことがためらわれる。
   ケネスはそのリチャードに、エディス姫とサラディン王とを結婚させ十字軍の講和を
   結ぶ計画があることを告げる。
   ますます怒るリチャードはすぐさまケネスを処刑せよと、侍従のトマス卿に連れて
   いかせる。
   ケネスの態度に免じて、リチャードはケネスを騎士の身分のまま処刑することにし、
   懺悔を聞く僧侶を与えるよう、トマス卿へ指示する。
   トマス卿は、ケネスに何が起こって見張りから離れたのか尋ねるが、ケネスは一切
   答えなかった。

11 エディス姫
   ベレンガリアはナバル王国の王女でまだ21歳になったばかり。リチャードの従妹で
   あるエディス・プランタジネットは幼いときに両親と別れ、王家で育てられた。エディス
   姫は19歳だったが、リチャードの気性をよく理解していて、今回のケネスの行動が
   どういう結果になるか心配していた。
   ベレンガリアはエディスを愛していたが、侍女たちのなかにはエディスをねたむものが
   いて、エンガディの礼拝堂でエディスが騎士に白薔薇を落としたことに気づき、それを
   王妃に告げ口し、退屈をまぎらわす冗談としてケネスを呼び寄せたのだった。
   エディスは王妃とともに、英国旗が奪われたその原因を告白するため、リチャード王の
   陣屋へ赴く。
   二人がスコットランドの騎士ケネスの命乞いをすると、リチャード王はますます怒り、
   エディスを修道院に送ると叫ぶ。エディスはやましいことは何もないと言い切り、正義
   の訴えに耳をかさないなら騎士を処刑すればよいでしょうと言う。
   そこへエンガディの隠者がやってくる。
   トマス卿が連れてきた懺悔のカーメル派の僧侶、つまりエンガディの隠者シオドリック
   だった。
   シオドリックはケネスの懺悔を聞き、絶対にリチャード王は王としてケネスを処刑しては
   ならないと助命する。
   リチャード王は、いったいどういうことかと質問するが、懺悔の内容を明かせない隠者
   シオドリックはその理由を言うことはできない。
   そこへアラビア人の医者エル・ハキムが現れる。

12 騎士の助命
   シオドリックは異教徒ハキムに怒り、陣屋を退出する。
   ハキムもまたケネスの助命をし、その理由は、不思議な護符のためであるという。
   護符は星が一定の座にあるときをはかって、神のみこころのままに作られた護符
   であり、用いる資格があるものは少ない。
   用いるためには厳しい掟を守らなければならない。その掟のひとつは、月が満ちて
   欠けるまでの間に12人の人の命を救うことであり、背けば護符の力はなくなり、また
   最後の病人(=リチャード)と医者(=ハキム)はともに不幸に陥り、その年の終わり
   まで生をまっとうすることはできない、というのである。
   またもやリチャードは激昂しかけるが、怒りをしずめ、ハキムにスコットランドの騎士
   ケネスをゆだねる。
   ハキムが退出したあと、トマス卿、シオドリック神父とリチャードは英国旗紛失を追求
   すべきかどうか考慮するが、十字軍の不和を招くだけと判断し疑わしいレオポルド大公
   と談判することを取りやめる。
   そしてシオドリック神父が、アルベリック・モーティマーという勇者であり、過ちから20年
   も隠者として修行してきたことをしる。

13 講和か戦争か
   タイアの大僧正は、療養中のリチャード王を訪れ、サラディンの勢力増大を伝えてこ
   れ以上の戦いでキリスト教徒の犠牲者を出せない、和平を結ぶべきだと主張する。
   そのために、エディス姫をサラディンに嫁がせたらどうかと言い出し、リチャードは心中
   穏やかではないが癇癪をおさえて大僧正の案を聞く。
   エンガディの隠者シオドリック神父の占いでは、エディス姫との結婚によって、改宗す
   るサラセン人がいるという。 
   寛大で雄雄しい、勇者たるサラディンに好意を持つリチャード王は、その意見を考え
   ながら会議に臨むため陣幕を出た。

14 将軍会議
   会議場には、各国の王、指導者たる将軍たちが集まっていた。
   タイアの大僧正が先触れしたように、将軍たちは英国王と英国軍のこれまでの武勲
   に不満を持ち、また英国国旗をめぐるいざこざなども含め、サラセン軍の集結やその 
   勢力に対抗する不安などから、十字軍の撤退をはかるつもりだった。
   しかし、リチャード王がフランス王、オーストリア大公への謝罪をし(オーストリア大公
   レオポルドは謝罪をうけいれなかった)、コンラード将軍やアーノルド大総督の非難の
   言葉を甘んじてうけてから、エルサレム奪還への思いを訴えると、議場は一致して
   十字軍の続行、エルサレム進軍を決議してしまった。
   モンサラット侯コンレード将軍とアーノルド大総督は、その決議に不満を持ち、大総督
   のカリジス人(回教徒の暗殺者)を使う陰謀を話し合うのだった。

15 アラビア軍の陣営へ
   黒豹の騎士ケネスは、アラビア人医師エル・ハキムの奴隷として彼の陣屋へ連れて
   行かれる。自身の運命に呆然とし、悲しみに沈むケネスをハキムは優しく慰め、アラ
   ビア人一行は十字軍陣営を出発する。夜明け前に陣営を出発して砂漠に入ると、ア
   ラビア人たちは日の出とともに一斉に祈りをはじめ、その様子にケネスは心をうたれ
   て自分も自分の神への祈りをささげ、心の落ち着きを取り戻す。
   しかし、十字軍騎士の一群が追跡してくるのを見て、アラビア人一行は彼らが停戦の
   条約を破って襲ってくることを危惧していた。ケネスは自分の味方であり停戦条約の
   あるところへ襲撃などはあり得ないと思うが、ハキムは卓越した馬術を駆使して、
   自分とケネスとを砂漠から脱出せしめる。
   そして、ケネスは着いた場所が以前エンガディへ密書を届ける道すがら立ち寄り、
   サラセンの騎士シーアコーフとであった場所「砂漠のダイアモンド」の泉と知る。
   二人は泉のほとりで小休止をするが、ケネスが肉体的にも精神的にもまいっている
   のを見て、ハキムは睡眠薬をすすめ眠りをとるようにといい、ケネスは素直に旅用の
   ハキムの毛布を借りて木蔭に身を横たえて深い眠りに落ちた。

16 アラビアの酋長シーアコーフ
   ケネスは翌朝まで眠り、目覚めるとそこは絹のテントの中の寝台の上で衣服も寝ま
   きにと変わっていた。
   驚いて起き上がるとベッドサイドには銀の器にシャーベットがあり、ケネスは睡眠薬
   の眠りの後の気分をすっきりさせるこのシャーベットを喜んで飲んだ。そして用意さ
   れていた風呂を使うと、用意されていた衣服は回教徒のものしかなかった。
   ケネスは少々ショックをうけ着替えずにまた寝台に戻ると、医師ハキムが入口から
   声をかける。ケネスは自分はハキムの奴隷であるので入室の許可は不要であると
   告げるがハキムは医師としてでも主人としてでもなく、友人として入室を求めている
   といい、ケネスは自由にお入りくださいと答える。
   すると、彼は「きみの昔の敵としてはいりましょう。だが、公平な、寛大な敵です」と
   いいつつ姿を現した。それは砂漠にダイアモンドで出会ったサラセンの騎士、シー
   アコーフであった。ケネスが驚いて声も出ないとシーアコーフは、「人間は外見ど
   おりのものではない」と言い、ケネス自身もまた十字軍で弾劾されたような裏切り  
   者では無いと考えた からこそ、友人として危急を救ったのだと言った。
   また、何故用意した服を着ないのかというハキム=シーアコーフの問いに、ケネス
   は衣服を着ることで信仰を否定するようだと言う悩みを訴えるが、シーアコーフは
   信仰とはみずから進んではいる信仰でなければなんの意味もないから、安心して
   この衣服を身につけるように、また再び十字軍の陣営へ戻ることをほのめかす。
   しかし、シーアコーフはリチャードの陣屋で垣間見たエディス姫の美貌にふれて、
   サラディンとの縁組を示唆すると、ケネスは姫への侮辱=キリスト教徒として回教
   徒との縁組はありえない として激昂し、二人は一瞬剣を抜きそうになる。
   が、シアーコーフはすぐに落ち着き、剣を交えるのは戦場においてのみ、今は友人
   としてお互い助力を得たいと告げる。
   そして、ケネスの犬も護符の力で回復したので、犬を十字軍陣営を連れ帰り、真犯
   人を探すことを提案する。そして、そのためにひとつの使者としての仕事をするよう
   に言うが、その仕事とはサラディン王の手紙をエディス姫に届けるということだった。

17 奴隷ゾホーク
   リチャード王はサラディンから使者が送られてきたことを知り、謁見を許す。
   使者はエチオピア人の奴隷らしい黒い背の高い堂々した男だった。彼は猟犬を一頭
   つれており、サラディンからの親書を恭しく取り出してリチャードに渡す。手紙には、
   「再び戦争を始めることは過ちであると思う。しかし、リチャード王が二人の道化師を
   つかわしてくれたことは喜んでいる、お返しとして奴隷をひとり王に捧げる。この奴隷
   は口を利けないが不思議な力と知恵にすぐれているので必ず王の役にたつと思う」
   とあった。リチャードは彼を身辺の世話をさせることにする。
   そこへ王の従者ネビルが英国からの報告を携えてやってくる。本国からの知らせと
   は弟ジョンやジョフレイの仲たがい、貴族との争い、農民の反抗などであり、王の帰国
   を求めるものだった。
   その間ゾホークは武具を磨いていたが、その盾に暗殺者の姿が映り、彼はすぐさま
   暗殺者にとびかかりリチャードとの間に入って取り押さえる。
   しかしゾホークは短刀のかすり傷から毒が入り、くず折れてしまう。侍従や番兵が慌
   てて駆けつけたときに、リチャードは誰かゾホークの腕から毒を吸い出すようにと命じ
   るが、彼らは一様にいやしい奴隷の命より自分たちの命が大事だといい、命令をはた
   そうとしない。リチャードは動じることなく「余は自分自身でやれぬことを、ひとにやれと
   命じたことはない」と言って、ゾホークの腕の傷口から毒の入った血を吸い取った。
   ゾホークは回復し、リチャードは身辺のものたちに充分見張りをするように戒める。

18 ゾホークの密計
   
   
  



  
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by crann | 2008-04-27 09:59 | libro・本 | Comments(4)
Commented by 銀の匙 at 2005-07-01 23:52 x
おお!crannさん、これはお宝。たっぷり楽しませて頂きました。秋には仕事がヒマになる予定ですので、それでよければ楽しい記事のご恩返しに最初の2ページをお探し致しましょう…。
Commented by crann at 2005-07-04 00:20
>銀の匙さん
もう終了しちゃったんですって?<天上王国。
がんばって、最後までダイジェストしますね~
そして9月には失われた2ページと出会えるといいな♪
Commented by まるふう at 2008-04-27 15:06 x
この本、復刊ドットコムで投票が動いてますけど(笑)。

で、ネットで見当つけて上野の国立子供図書館に電話したら、2F資料室に現物あるそうです。閲覧も複写も多分可能ってことで。
さらには都立図書館多摩分館にも1冊あるので、相互協力貸出を申し込んでみたら?というレファレンス回答をいただきましたよ。

 忙しい黄桃さんには、上野に複写郵送依頼するのをオススメしたいと思いますので、そこらへんはこども図書館のサイトあたりをドゾ〜(笑)。
Commented by crann at 2008-05-01 00:45
>まるふうさん

はい、はるか昔に復刊ドットコムに一票入れております(笑)
但し書きに書いたように、そのまま復刊はできかねると思うのです。歴史的表現ともいえないので・・・
国会図書館にはもちろんありますが、そういう意味で複写可かどうか照会したことはありませんでした。
そのうち幻の2ページ分を見られたらいいかな♪というところです。
<< いちごシロップ。 英国田舎料理。 >>