フランス語フェスティヴァル。 |
先日、首都圏内でフランス語を履修する高校の合同フランス語祭を拝見しました。 情報は以前からいただいていたのですが、今回は絶対みなくては!と友人と二人でどきどきしながら会場へ。 なんで見なくちゃ!なのかというと、LOTRネタだからです。 私なんか、フランス語が出来るわけでもなし。 フェスティヴァル自体はとても真面目なもので、午前中は弁論大会とフランス語劇。 午後になると、趣向をこらした演目となります。 今回は男子高校の「贋作・ルパンⅢ」(歌とコント)、女子高校の「オペラ座の怪人」(!)、そして目当ての・・・ 「ロード・オブ・ザ・ローズ」。 「ロード・オブ・ザ・ローズ」は、すごいネタコメディでした。 元ネタは某アニメのとあるエピソードらしいのですが・・・ 以下チラシから引用。 オスカルは親友のアンドレと共に不思議なバラを見つけます。 しかしそれは悪の力を持ち所有者を支配してしまう呪いのバラだったのです。 頭にバラがささってとれなくなってしまったオスカルの所に、女王マリー(アント ワネットです)が大賢者ナンダルフ(!)と共に家来を連れてやってきます。 マリーによると、闇の帝王(ダース・ベイダー)がそのバラを手に入れ、世界を 支配しようとしているというのです。バラを外すには、ダース・ベイダーを倒し、 年に一度の燃えるゴミの日に、ダース・ベイダーのすむ城のゴミ箱にバラを 捨てる以外ありません。 果たしてオスカルはバラをゴミ箱に捨て、ダース・ベイダーから世界を救うこ とができるのでしょうか・・・!? 賢者ナンダルフとともに、オスカルを助けて旅するのは、アンドレ、アレゴルン、レドラス、チューバッカ(!)、ダース・ベイダーの城から悪のバラを盗んでマリーの城に植えていったのは、庭師のドラム(!) このものすごい設定とシナリオを、マジメにフランス語に翻訳して演じた彼女たちの根性に拍手を贈ります。 そして素晴らしい演出にも。 かの有名な(笑)映画「ロード・オブ・ザ・リング」第1部で、旅の仲間9人が山を越えていくシーンが、ちゃーんと再現されていました。 もちろん、映画と同じくセリフはない、つまりフランス語のシーンが無いにもかかわらず(爆笑) 燃えるゴミの日もおかしかったけど、ダース・ベイダーと戦う武器は、やっぱりライトセイバーなのにも笑いました。 別の女子高の「オペラ座の怪人」もまた、よかったです。 ちゃんと簡易ながらシャンデリアがありましたし(いつ落ちるのか期待してたんですが、さすがに落ちなかった 笑)舞台の使い方の演出がとても上手だったと思います。 映画版を元にしていて、マスカレードの後にラウルと怪人の一騎打ちがあるんですが・・・ 怪人がマントのしたから抜き放ったのは、竹刀! 迎えるラウルが構えるのも、竹刀! 二人が舞台から飛び降りて迫真の剣戟を見せる!すごい! 会場におおっ!というどよめきが起こりました(笑) 映画のラウルよりかっこよかったです(笑) 女子高生だということを忘れちゃった一瞬です。 しかし、なんで竹刀だったんでしょうねえ・・・(笑) こうやっていくつもの高校が合同で協力して、マジメありお楽しみありで、参加した高校生たちにはとてもいい思い出になるイベントだと思いました。 自分の学校以外の高校生と協力するのは、大切な経験になるはずですよね。 最後に、フランス大使館の館員の方がコメントをし、会場=今回の主催校からすばらしい参加賞(今年の大学入試のフランス語問題を集めたものとか 笑)も出たようです。 我が母校も以前は出場していた(そういえば、同級生が弁論大会に出たっけ)そうで、フラ語とのご縁の深さを再認識しました。 なーんて、こんな面白いお祭、絶対来年もはずせないかもが本音ですけどね(笑) |
by CRANN
| 2006-06-22 20:34
| gioco・ことば遊び
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