桧原湖キャンプ2。 |
先発隊二日目、本隊到着の日。 残念ながらたき火は朝の復活をはたしませんでした・・・ 熾きはできていたのに、燃やし尽くしちゃったみたいです。 本隊が来る前、昼食の準備をしながら、ジンジャー・エール作りに挑戦してみました。 ジンジャー・エールも、重要なポイントです。 「それからジョンとスーザンはいそいで浮き桟橋にあがると、ねずみとりからはっか菓子にいたるまで何でも買える店へはいった。 「ラム酒を四本ください。」とジョンは何の気なしに言ってしまった。 「ジンジャービアです。」とスーザンがきまじめに言った。」 (『ツバメ号とアマゾン号 アーサー・ランサム/岩波書店) ランサムの子ども達は、ジンジャービアをラム酒と呼んでいます。 ジンジャービア、ジンジャーエールのことは、別途ポスト予定なのでここでは予告だけ(笑) 昼食後、我らが「ヤマネコ島」へボートとカヌーで向かいました。 全員で上陸して、またたき火に挑戦!今度は石だけで竈をつくります。 なぜ物語のなかでは苦労しないでたき火に着火するのか? 後日判明したのですが、これは単純にヨーロッパ北部の気候=乾燥のせいのようです。 雨続き、湿潤な日本では薪がぱっと燃え上がるには晴天続きで乾燥するのが必要なのでした。 この日も苦労して、ようやく着火、そしてお茶をいれました。 お茶と一緒にいただいたのは、この日のためにはるばる持参した巨大なキャラメルアッブルパイ。 イングランドのあまーいお菓子に負けない甘さ・・・ ナルニアに出てくる「すてきにねとねとしたマーマレード菓子」とベックフットのコックが作る「コックご自慢の黒くてべたべたしたケーキ」に負けないはず(笑) 行きはこのパイを死守して運ぶため(!)G君の漕ぐ手漕ぎボートで優雅に島へついたのですが、帰りはカヌーに初体験。 これはCさんとEさんたちのカヌーで、初心者の私は双胴(カタマラン)。 ひっくりかえる確率はぐっと減ります。 すでに何度もカヌー経験ありのHさんが私と組んでくれました。 7月のキャンプのときは、水位があがっていたそうですが、今回はぐっと水位がさがっていて・・・ ヤマネコ島は半島に、水路も浅くなっていたり、岩がたくさん水面上に出現していたり。 多島海のミニチュア版のようでした。 普通のカヌーはすっと通り抜けられるところも、双胴がつくと大変です。 パドルを駆使?して、水底や岸辺を押しつつ通り抜けて、入っていくのはとても楽しい。 元々天気も心配だったし、日暮れてしまったら帰港できなくなってしまうので、そろそろキャンプ場へ戻ろうとすると、湖面には夕釣りのモーターボートがいったりきたり。 これをやりすごしたり、通り過ぎるのを待ったりしているうちに、どんどん湖面は夕暮れていきます。 夕飯の支度始めてるだろうなあ、手伝わなくて悪いなあ・・・と思っていたら、なんと携帯電話が鳴りました(爆) うーん、湖面でも通じる携帯電話。 やっぱりちょっと心配されてたらしく、もうすぐ帰れますよ、と電話を切りました。 桟橋ではなく、上陸地に接岸してうまく足を濡らさずにいける!と思った瞬間、すべって思い切り濡れたのは、オマケでした。 沈(沈没)しなかっただけ、よかったよかった。 |
by crann
| 2006-10-02 19:22
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