万聖節。 |
ハロウィンの最初のイメージは、内田善美の『万聖節に黄金の雨が降る』です。 今から思うと、あのイメージは『遠野物語』に通じます。西洋のビジュアルなのに、感覚はとても東洋的でした。 次はやっぱりマンガで、『アレキサンドライト』(成田美名子)です。 コロンビア大学の学生たちの、むちゃくちゃな学生生活に笑い転げました。 なんでもできる、やればできる!とがむしゃらに突き進む、彼らのパワー。 ほとんどどうでもいいようなことも、ヘビィなことも、人生のターニングポイントも、なにもかも、ぜーんぶ、手抜きをしない。 この体力勝負な青春は、私にとっては高校時代のみです・・・ さすが、西欧人は肉育ち(爆)と感心します。もちろん、フィクションですけどね。 それから、ブラッドベリ。 異形の一族のなかでの、幼く弱い少年を描いたストーリーを萩尾望都のマンガ化で、ビジュアルになったときは、うっとりしました。 あれほど自分のイメージが損なわれずに、ビジュアルになったのは初めてかも。 トム・リーミイの『沈黙の声』や『サンディエゴ・ライトフット・スー』も、ハロウィンのイメージ… と、気づいたら、都会のなかに潜む何かや、時と空間のなかに漂っている不思議、が私のハロウィンなんですね。 今年は初めて ジャック・オ・ランタン作りに挑戦できます。 お祭気分怖さ半分?(笑)、カボチャ提灯にロウソクをともしてみるつもりです。 とあるレストランのハロウィン飾り。 ふくろうがのぞいているのが、ミソです。 |
by crann
| 2006-10-19 16:40
| exccetera・いろいろ
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