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S*e*x*t*a*n*s は 獅子座の隣にある六分儀座。航海者必須アイテムの六分儀で好奇心の方位をみつけていきます。音楽と映画と本と、その他おもいついたことを徒然に書き留めています。コメントどうぞ。
by crann
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カテゴリ:luccicare・えるべれす!( 3 )

Tolkien Advent ゆきて帰りし物語

瀬田貞二氏は、児童文学というジャンルを深く掘り下げ切り拓いた人でした。
束人にはもちろん、『指輪物語』『ホビットの冒険』の翻訳者として、ほとんどの日本語でのトールキン読者がお世話になったと思います。
いろいろな方面に不勉強な私ですし、もうすでに多くの方々に語られているだろうし、周知のことであるとは思いますが、このアドヴェントの記念として綴ります。
(瀬田貞二さんを先生とよぶにはおこがましいし、呼び捨てもできませんので、あえて氏としました<(_ _)>



瀬田貞二氏は、大学では国文科、芭蕉を研究したといわれていますし、俳句誌『萬緑(ばんりょく)』が中村草田男氏によって創刊されたときの、初代編集長となりました。
(興味のある方は検索してみてください。)


瀬田氏にとって「ことば」を自在に選び、構成することは、楽しくやりがいのある仕事だったと思います。
さて、私たちにとって一番慣れ親しんでいる、あのタイトル、瀬田氏はなぜあの言葉を選んだのでしょうか。
The Hobbit,There and back again.
これを『ホビットの冒険 ゆきて帰りし物語』としたはなぜだったのか。
There and back again は、そのまま訳すと「そこの再び」「往復で」また「とんぼ帰り」の意味に使うこともあるようです。
『ホビット~』の内容から、トールキンは There and back againを「往復」「行ってきたよ、帰ってきたよ」と使ったのだとわかります。
瀬田氏も、もちろん全体の流れから、このタイトルとしたのでしょう。
しかし、「ゆきて」「帰りし」ということばを選んだわけは、瀬田氏の考えていた児童文学のあり方や、物語の本質に根ざしている気がします。


まず、「面白い物語(民話、童話を含めて)では、主人公は必ず『行って』『帰って』くる」ということ。
この往還の法則は、主人公が自分のテリトリーから外へ出て再び戻ってくるということです。
トールキンももちろん、往還する物語、物語の王道として There and back again を副題にしたのでしょう。
往還する物語は、往還のなかに、時空間的捉え方をすることができます。
ビルボが、フロドが往還することで、物語のなかで空間(ホビット庄)には戻ってきますが、時間は戻りません。
ビルボもフロドも、変化をともなった時間のあと、同じ袋小路屋敷へへ戻ったとき、不変のようなホビット庄(実際は、ビルボもフロドも、同じ家には戻れませんでしたが)にあって、まったく違うホビットになっていました。
還は環でもある、時間によって壊されて新しい時へ踏み出すための環=輪(運命)でもあるのです。
スマウグが、指輪が、それぞれその時点での中つ国のウロボロス=壊されるべき輪(運命)であり、神話の繰り返しを破って、次の時空間へ移動する。



そして、もうひとつ。
瀬田氏が学生時代に研究したという松尾芭蕉の言葉があります。
「ゆきて帰るあじわひの心」。
意味は簡単に現代的にいうと、「俳句を作るときには、一つの題材をそのままに表現するのではなく、別の視点や切り口で表現しなくてはいけない」ということでした。
(これも興味がある方は検索してみてください。)
昭和48年に山本健吉氏はこう解釈しています。(『ホビット~』はすでに翻訳されていましたが。)
「俳句詩型が絶えざる往と還との原理によって支えられている」。
現在では、大輪靖宏氏がこのように解釈しています。
「行きと帰りというのは、そこに表現されたそれぞれの内容の方向性が同一でないということだろう。(略)その中に併存する二つの要素が、意味内容において、別々の方向性を持っているということは大切だ。二つのものが同一の方向性を有していれば、結局それは繰り返しに過ぎないのであって、言わんとすることの意味は強められるかも知れないが、意味の広がりは生じない。方向性の違う二つのものが響き合うからこそ、その間の空間にさまざまな意味が生まれ、その句の表現内容に奥行きが生じてくるのである。」

「句」を「物語」に置き換えてみると、どうでしょうか。

先に示した「環」と「還」、二つのものが同一の方向性しか持たなければ、それは繰り返しにすぎない。
前へ進むエネルギー、未来へとつづく希望は「輪」を壊して生まれてくる。
スマウグたる指輪たる「ウロボロス」を破り、ビルボはフロドはサムは、ふるさとへ戻り、再び旅立つ。
エルフの時代は終わるが、彼らもまたふるさとをめざす。
中つ国も変化する。変化は悲しみももたらすが、未来には喜びも約束されているに違いない。
こどもたちへ良い物語を良い未来をと願った瀬田氏が、There and back again を 「ゆきて帰りし物語」と名付けたことで、このサブタイトルには、トールキンが表したかった中つ国の神話的な長久な時空が内包されたのではないか、と考えるのです。











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by crann | 2017-12-23 22:49 | luccicare・えるべれす! | Comments(0)

英文学への道。

慶應義塾大学の新入生向け公開講座(講演会)にいってきました。

1月には一般向け公開講座にも行っているので、今年は慶應づいているのかも。

さて、慶應といえば伊藤盡先生ですね、もうおわかりのことと思いますが、そうです、ホビットです。
ホビットとその作者トールキンをめぐる文献学的な話を、新入生むけにわかりやすくドアを開いて
みせてくれる講座でした。

その最後の質疑応答が、講座全体をぎゅっと圧縮した内容でしたので、まとめてみました。
以下。。。

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by crann | 2014-04-26 23:41 | luccicare・えるべれす! | Comments(2)

最後の宴。

映画「Lord of The Rings」3部作公開がすべて終了し、DVDでスペシャルエディションが日本では2月に発売です。

これをもって、あしかけ4年の一世一代のお祭が幕を閉じます。
映画化のおかげで、こんなにトールキンと『指輪物語』が世にしらしめられるとは思いもよりませんでした。

長年の愛読書であり、ここから外国文学への楽しみが始まったといっても過言ではない『指輪物語』、語りたいことがありすぎて、とても言い尽くせません。
なので、この4年をどれだけ楽しんだかをまとめてみて最後の宴としたいと思います。

ご奇特な方は、別ブログThe Last Feast House!最後の宴館をのぞいてくださいませ。
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by crann | 2004-12-15 23:58 | luccicare・えるべれす! | Comments(0)